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いちばん星ブログ
神戸あんざんアカデミーの日常をお届けします。
金魚売りの思い出
金魚売りは「きんぎょーえー、きんぎょー」と
透き通る声でいいながら、
長くて太い棒の先に金魚の泳いでいる大きな桶をぶら下げ、
トントンと軽く跳ねるように歩いていて、
上手にリズミカルに歩く姿を見るのも愉しみでした。
豆腐屋さんはパープパープと筒のようなものを鳴らし、
その音が聞こえると、お母さんが「お豆腐買ってきて」と、
お金を手に持たせ、お鍋を持って走って行き、
お豆腐を入れてもらいました。
竿竹屋さんは、
「さおだけ~・さおだけはいらんかね」と長い竿を何本も担いで、
「きなこにはったいこ~」ときな粉売りの人は家の縁側に腰をかけ、
籐の籠をあけ布で覆った缶の中から、
はったい粉を升で量って売ってくれました。
はったい粉は沖縄の黒砂糖を削って入れ、
お湯で溶いて混ぜおやつにしていました。
当時の黒砂糖は、煉瓦の形をしていてとっても堅く、
ノミと金槌で割って食べていました。
堅くてカルシュームが多く含まれ虫歯も防いでくれていたのだと思います。
黒砂糖と言うと思い出すのは、沖縄の人から時々頂くサトウキビも、
私たち子供のおやつでした。
サトウキビの皮を歯でむしりその汁を吸うととっても甘いのです。

次々とわき出てくる思い出のあのころは、
ゆったり穏やかな空気の中、
目に止め・耳を心を研ぎ澄まして
感じることが日常の中にありました。


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