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いちばん星ブログ
神戸あんざんアカデミーの日常をお届けします。
語り継ぐ
笑顔で「先生、今日も会えましたね」と話しかけてくださる方がおられます。
昭和十何年生まれのその方は穏やかに
「先生、教室の子供達みんな元気ですねえ。
 私も家にそろばんがあるから、それでいつもそろばんを練習しているんですよ。
 123…と足していったら11…01となるでしょう。1~10までは55になるでしょう。」と、
 語りかけてくださいます。そして、
「私達の時代は戦争でね食べるものもなくて麦飯を食べていましたね。
 今の子は麦飯って知らないでしょうね。
 お父さんにだけは麦飯の上に白米をのせて持たせていましたよ。
 要塞、要塞って洋裁じゃないですよ。
 要塞の中で空襲を避けて過ごしていましたね。
 その時はこんな歌を唄っていましたよ。
『ここはお国の何百里 離れて遠き満州の赤い夕日に照らされて 友はのずえの石の下』
 私が幼さい頃、お正月に人が集まると父はよく歌っていて、
いつの間にか耳にして覚えていたのですね、その方の歌に私の声を重ね最後まで歌い終わると、
「わああ!先生も知っているんですか!何で知っているのですか。」と、
穏かな声が力強く尋ね、当時のご自分の家庭の事を話し続けてくださり、
「こんな話を今まで誰にも話したことが無かったのに、
 聞いてくれる人がいるなんて初めてです。」と、
感慨深げに言われました。

 長い時が過ぎ、こんなお話をする人が誰もいなかったら、
みんなが本当に幸せな世界になるのだろうか。

戦争の悲惨さも、焦土の中、
おじいちゃん・おばあちゃんが不屈の精神で今の時代を築き上げてこられたことは、
次代に伝えるべき大切なことだとお話をお聞きしながら感じました。

そして、災害にあわれた方達に思いを馳せ、
この大変な思いも語り継ぎ、
復興へと未来をつなげて行かなければと思いました。



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