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いちばん星ブログ
神戸あんざんアカデミーの日常をお届けします。
心を伝える段協大会
3月28日の段協大会は地木晴美先生のお話から始まりました。

「東北関東大災害で大変な思いをされている方がおられる中、
競技会を開催していいのだろうか。と思いました。
この大会は天災や震災で中止したことがないのね。
阪神淡路大震災があった時に、広島の三原の先生が、
姫路から播但線に乗って3月の京都の大会に、
生徒を連れて来てくださったこともあります。
帰りは飛行機で帰られたんです。
一度も途切れることなく開催できているのは、
そろばんの神様が助けてくださって、開催させてくれていると思うの。


東北関東大災害では、そろばんも流されて練習したくてもできない。
大会に参加したくても出来ない人がいます。

私達はその人たちのことを思って、
(大会を開催)させて頂く、弾かせていただく感謝の気持ちで、
しっかりと心を込めて弾いて欲しい。そして楽しんで弾いて下さい。」

そして、地木先生は私に
「阪神淡路大震災のことを話してくれますか」と、
阪神大震災のことを話す機会を与えてくださいました。

16年前に起った阪神淡路大震災では、高架が崩れ落ち、電線が道路まで垂れ
多くの人達が壊れた建物の下敷きになって亡くなりました。
近所の方々が寒い中、避難所の学校で、床の上にダンボールを敷いて、
膝を折り曲げうずくまって寝てる姿を見ると胸が痛みました。
私の教室も避難所となり授業ができませんでしたが、
保護者や子供たちの「早くそろばんを始めて」という声で、
数ヶ月後に授業を始めた時、子供達は「そろばんの練習ができる」という、
喜びで明るい笑顔で来てくれました。
交通手段も遮断され、バスのみが通勤・通学手段となった時も、
人々は助け合い譲り合い、我先にと言う人の姿は見受けられませんでした。
その姿に、神戸の人達の温かさ、強さを感じました。
私の義姉の弟夫婦とその娘さんも倒壊家屋の下敷きとなり、兄が探し続けましたが、
義妹さんと娘さんを探し当て出会えたのは、遺体が置かれた体育館でした。

【数分前まで生きていたあの人は死に、私はこうして生きている。
あの遺体が私で、私があの遺体。そうであっても何ら不思議ではない。】と、
亡兄の言葉。

こうして生きている、生かされ、段協大会に参加させていただいている私たちが、
今できること、


被災地の子供達(人々)に激励や応援、
貴方の思いをメッセージにして届けること。


子供たちが・皆さんが元気でいますように
笑顔でいますように、
希望を持てますように


段協珠算競技大会に参加された選手のみなさん
いえいえ、そろばん関係だけでなく、
皆さんの思いをメッセージにして、日本珠算新聞社に届けましょう。

60余年も続きそろばんの関係者の多くの人達に読まれている伝統ある日本珠算新聞は、
その想いを伝える、大きなメッセンジャーとなり得ると思います。

そろばんの神様は、笑顔や元気・勇気の神様友達を呼んでくれることでしょう。


日本珠算新聞社
住所  〒544-0034 大阪市生野区桃谷5-5-43



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