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いちばん星ブログ
神戸あんざんアカデミーの日常をお届けします。
母永眠
「お母さんは、眠るように穏やかに亡くなりましたよ。」と医師は伝えてくれました。寂しがりやの母が、誰にも最期を看取らせてもくれず、独りのベッドで。と思うと、つい数時間前に母に会ったという気持と、今、この時に母に会えなかったという気持が錯綜しました。 
しかし、数時間前に父・子・孫が母に会えたこと、そして、今、母の傍らにいること、安らかに逝ったことを感謝したい。くも膜下出血・肋骨骨折・大腿骨骨折・脳栓塞・と何度と無く大病を患い母は充分苦しみ、それでも、絶対に元気になると頑張り、何度も何度も危険な状態から復活しました。母は不死鳥だと思うほどに。


しかし、永遠の生命はあるはずもなく、命を燈し続けてくれた母が、2009年8月30日(日曜日)午前0時9分、永眠しました。 大正13年9月6日生まれ。享年84歳でした。

ベッドの人となって、日に日に痩せて小さくなっていく母は、私との会話で、「もういいよ」「わかってるでしょう」「もうお迎えは来ているよ」「おとうちゃんにしんどいめさせて、迷惑かけて」「死ぬことはこわくないよ」と淡々と話していました。



ベッドの人となる前に、すでに悟りを開いていたかのように、医師に自分の意思を記録にして伝え、写真の整理をし、孫に着物を送り、「私の日記は命より大切だから、棺に入れないで、絶対に捨てないで、あんたが持ってて。」と伝え、本人なりに身辺の整理もしていたことが伺えます。その言葉・その行動を私は「縁起でもない」と母の気持ちに向き合いもせず、しっかりと受け止めませんでした。意識があるときに、家族に見守られていることを確認していたかったであろうに。




ベッドの母に「お母さん」と声をかけると眼を開け、握った手に力をこめてくれました。それは、すべて受け入れつつ、私たちに応えようとしているのだと感じました。肉体の母は意識が無いように見えても、母の魂は、私たちが語りかけるのを見ていたのでしょう。


50余年の長きにわたって、子供たちにそろばんを教えてきた母。
自分のことより人のことを気遣う母の、お通夜・告別式には式場に溢れんばかりの、そろばんの先生はじめ、お友達や地域の方々の参列に、母をこれほどまでに多くの方々が大切に思い、親しんでくださったことを感謝せずにはおられませんでした。


私はどれだけ母に心配をかけ、悩ませたか、受けた恩には限りがありません。
お花で埋め尽くされた、棺の母の顔を撫でながら、
私の知っている母と、知らなかった母のことを、知りたいと今、つくづく思います。


66年間連れ添った父は、最後は献身的に母を介護してきただけに、その痛手は大きく、悔やむことも多いようですが、母を見送ってくださった多くの参列者の方々に感謝し、自分の心を納得させているようです。

私は、母・兄の黄泉の世界への旅立ちにふれ、いつ私の命がたたれてもいいように、折々のこと、日々のこと、この瞬間のことを、子供たちに言葉や文で私の思いを伝えていきたい。
母への思いは尽きないですが、また、新しい日常が始まります。これからは母とテレパシーでコミュニケーションをはかり、人々との交流を大切にし、日々自分の生きる道を歩んでいきたいと思います。


母と交流していただいた方々に心より感謝を申し上げます。

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