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いちばん星ブログ
神戸あんざんアカデミーの日常をお届けします。
ハンガリー取材報告会
先週の日曜日はハンガリー取材報告会が大阪でありました。

その日午前中に別の講習会があり、話されていた先生の話題の持って行きかたや話口調などを勉強してから報告会に挑みました。
私にとって大勢の人の前でスピーチをするのは初めてのことです。
朝から冷や汗が止まりません。

スピーチ自体は15分程度だったのですが、私にとってその15分は1時間にも感じました。
視界は狭くなるわ、息は苦しくなるわ、頭は真っ白になるわという状況でした。
受講者の皆様には私のお話が伝わったかどうか不安です。

今回のハンガリー取材では本当に様々な経験をさせていただきました。
この経験を今後活かせるように、日々精進していかねばなりません。
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神戸海星女子学院大学公開講座
神戸海星女子学院大学において、
国際交流時代の『観光』と題して北川宗忠教授の講演がありました。

「観光」とは「国の光を観る」こと「国の光を示す」こと。

国内や外国のスポットのあたった名所旧跡の
「光を見る」『観光』だけでなく、、
その地に住む人が、地域の自然や風景を観・文化を知り、
その地に住むことに誇りを持つことができる
地域の「光を示す」こと。

「住んでよし、訪れてよしの国づくり」の観光立国の基本は、
人と人のふれあい、人と物の物と物の交流を図り、
地域が元気であることであること。


【地域の「光を示す」こと。】のお話に、


「観光都市」と呼ばれる「神戸」には、六甲山や神戸港・歴史的建造物等々
伝統敵な物には酒造、宝塚歌劇・小野のソロバンもあり、
神戸のことをもっとよく知り、地域の伝統や良さを「観」「示す」
ことも「観光」の大切なことだと感じました。

地球の教育ドクター
2011年5月29日(日)
大雨、強風の中、貝塚産業会館で金本和祐先生の講演会がありました。
「子どもが答えるのが少し遅いと、お母さんは子供の言葉・行動を待てないで、
「そうじゃないでしょう」とか「こうするのでしょう」と、
子供のやる事を先回りして口を出してしまうと、
子供は自分で考えるということをしなくなり
親や先生に何か言われるまで、
何もできない指示待ち子供になってしまいます。」
お母さんは、子供に言いたい、してあげたい気持ちを
グッと我慢して子供を見守ることが大切です。

そろばんは、「計算力が付く」のはオマケで、
小さな挫折や達成感を味わいながら成長していきます。
20年・30年先に社会で自立して生きる人を育てる、
【地球の教育ドクターです】

と、3時間近くをユーモアを交えお話してくださました。
金本先生の子供たちに対する気持ちは常に、
【自分の子供なら・孫ならどうするか】という、
愛情に満ちた心だと感じ、

帰宅の道、未だ大雨も強風も続いていましたが、
家路につくと心が温かくなっていました。


大阪松本珠算会守口塾創立35周年として発刊された、
藤岡進先生著の「そろばん人生」
昭和58年3月20日に発行された本の中に、
若き金本青年のことが書かれてあります。

【金本和祐といった人は単なる一企業・一塾に属する
選手でもなければ大阪の選手でもない。
それは日本を代表する選手として、そのいく末を
出来るだけ援助もし、暖かく見守ってあげたいものである。
そうして、それらの人達がまた日本珠算界の土台ともなって、
次の世代を担うものがはぐくまれなければならないであろう】


藤岡先生の、「人を育てる」という強い信念と、ゆるぎない愛情は、
時代が流れ、若き金本先生に引き継がれ、人はつながっているのだと思いました。

みんなちがってみんないい
みんなちがってみんないい
 神戸市社会福祉協議会主催
 乙武洋匡 (おとたけ ひろただ)さんの講演会に行ってきました。

 学生時代に「五体不満足」を出版され、
 スポーツキャスターを7年間された後、
 昨年の3月まで小学校の3・4年生の担任されていた乙武さん。
 現在34歳で3歳と4ヶ月のお子さんのお父さんです。

乙武さんは両手・両足がありません。
3歳になる息子さんがしゃがみこむと
お父さんと同じ高さになり、
ヒゲ剃りをしたり、携帯を首にかけてくれたり、
メガネをかけてくれたり、
お父さんのお手伝いをしてくれます。

 小学校の担任された時、
「何で手足がないの?」
「どうやって字を書くの?」
「車椅子どうやって動くの?」と
「不思議な先生がやってきた」と
表情をしている子供たちが、
乙武先生が自分でスプーンとフォークで給食を食べていると、
覗き込んで(『ガン見』にらめっこするようにじっと見る)くる。
高学年の子はじっと見つめたらいけないような気がして、
チラチッラと(『しら見』知らないフリをしながら見る)見る。
暫くすると、
乙武先生が苦手な牛乳瓶の蓋開けを
「僕があける」「私があける」と競走になり、
「今から乙武先生が牛乳をのむぞ!」と子供たちの声が飛ぶようになりました。
「先生、この手、秋になったらどうなるの?」の質問に、
『手がないことに季節感を感じたことはなかった。』と
あどけない質問を寄せる子供が可愛いと乙武先生。

プールが苦手な生徒に
両手両足が無い、プールで足も立たない。
顔をつけても、水を拭えない乙武先生が泳ぐことは大変なことだけれど、
「先生も5メートル泳ぐから」と、
身をくねらせて泳ぎました。
そうすると、その子は一瞬顔を水につけ、
1秒・2秒…とつけられるようになり、
水泳帽にその記録が張られ、少しづつ自信がついたそうです。


やりたいこと。やらなければならない時に、必ず壁に打ち当たる。
それを、何とか、努力を重ね工夫をして壁の向こうへ出る。
僕は言い訳をして逃げ帰る人間にはならない。

僕は出来ないことの言い訳ならいくらでもある。
「手が無いから、できません。」
「足が無いから、できません。」
そう言うと誰でも、
「そうだな、手が無いから無理だな。足が無いからできないな。」
と思ってくれるでしょう。

はじめから何もしないで出来ないと諦めてしまのはダメ。
やる前に逃げて引き返すのは許さない。
と、身を持って生徒と一緒になって挑戦される乙武さん。


乙武先生は、「のび太くんでも、居心地のいいクラスを作ろう!」と
思われていたそうです。
のび太はテストは0点、でも良い所もある。


あやとりは上手。
クラスで一番足が早い、
誰よりジャニーズに詳しい  とか、
何でもいい、

この子の一番良いところを見つけ、その良さを褒める。
そして、その子の良さを人に伝えてあげる。


No ones Perfect

一人ひとりが完璧である必要はない。
君のそこがすごい!!
僕は・私はこれが出来る!と
「自己肯定感」を育てることが大切。
「自己肯定」が出来る人になって欲しいと乙武さん。
それは愛されることで育つ。

「この身体で生まれてきたからこそ、
身を持って生徒たちに伝えられ・教えられることが出来ることを
感謝している。」
という言葉に乙武さんの豊かさの根底に、
洋匡ちゃんが生まれた時、
洋匡ちゃんを見て
「カワイイ、可愛い」と喜ばれた、
お母さんの愛情があるのだろうと思いました。

「私と小鳥と鈴と」


   私が両手をひろげても、
   お空はちっとも飛べないが、
   飛べる小鳥は私のやうに、
   地面(じべた)を速くは走れない。


   私がからだをゆすっても、
   きれいな音は出ないけど、
   あの鳴る鈴は私のやうに、
   たくさんな唄は知らないよ。


   鈴と、小鳥と、それから私、
   みんなちがって、みんないい。

(「金子みすず詩集」より)

この詩、「出来ないこと」を歌っていますが、それぞれの違いを認めて
「みんなちがって、みんないい。」と歌っているのです。

と乙武さん。






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